抜歯後に入れ歯を作るタイミングはいつ?歯がない期間の過ごし方と注意点
▼目次
抜歯をしたあと、すぐに入れ歯を入れられると思っていたのに「少し期間をあけましょう」と言われて戸惑った経験はありませんか。実は、抜歯後は歯ぐきや骨の状態が安定するまで時間がかかるため、入れ歯を作るタイミングには注意が必要です。早すぎると入れ歯が合わなくなったり,遅すぎると噛む力の低下や見た目の変化が起こることもあります。また、入れ歯ができるまでの「歯がない期間」をどのように過ごすかも重要なポイントです。今回は、抜歯後に入れ歯を作るまでの期間の目安や、歯がない時期の過ごし方の工夫について、那珂市の歯医者 吉川歯科医院が解説します。
1. 抜歯後に入れ歯を作るまでの期間の目安
抜歯後に入れ歯を作るまでの期間は、歯ぐきや顎の骨の回復状態によって異なります。一般的な流れを理解しておくと、治療計画が立てやすくなります。
①抜歯直後の状態(1〜2週間)
抜歯後は出血や腫れが落ち着くまで時間が必要です。この時期に型取りを行うと、歯ぐきの形が変化して入れ歯が合わなくなる可能性があります。そのため、炎症が治まり、粘膜が安定するまでは待つことが一般的です。
➁骨や歯ぐきの回復期間(約6〜8週間)
歯を抜いた部分では、骨や歯ぐきが徐々に収縮していきます。とくに抜歯から1〜2か月は変化が大きく、この間に入れ歯を作ると早期に合わなくなることがあるので注意が必要です。
➂仮の入れ歯(即時義歯)の使用
見た目や食事の問題を考慮し、抜歯当日に仮の入れ歯を入れる方法もあります。これを「即時義歯」と呼びます。ただし、歯ぐきが治る過程でズレが生じやすいため、定期的な調整や新しい入れ歯への作り替えが必要になります。
④本入れ歯の製作タイミング
通常は抜歯から約2〜3か月後に型取りを行い、最終的な入れ歯を完成させます。骨の状態や全身の健康状態によっては、半年ほど待つ場合もあります。歯科医師の判断のもとで進めることが大切です。
⑤長期的な視点での調整
完成した入れ歯も、半年〜1年ほどは歯ぐきの変化に応じて微調整が必要です。安定するまで数回の通院を行い、噛み合わせや装着感を整えます。
抜歯後の入れ歯製作は、焦らず段階を踏むことが快適な使用につながります。歯ぐきの回復を待ちながら、医師と相談して最適な時期を見極めるようにしましょう。
2. 抜歯後の歯がない期間の注意点
歯がない期間は、見た目だけでなく食事や発音にも影響します。この時期をできるだけ快適に過ごすためには、いくつかの工夫が必要です。
①食事内容の調整
硬い食べ物は避け、豆腐や卵料理、煮物など柔らかいものを中心に摂るとよいでしょう。繊維の多い野菜は細かく刻むことで食べやすくなります。噛む刺激を残すことも、顎の筋肉維持に役立ちます。
➁反対側の歯で噛む工夫
抜歯した側を避けて噛む癖がつくと、噛み合わせのバランスが崩れることがあります。意識的に両側を使い、食べやすい方に偏らないよう注意しましょう。
➂発音や見た目の変化への対応
前歯を抜いた場合、発音がしにくくなったり、口元の印象が変わることがあります。即時義歯を入れることで、これらの変化を一時的に補うことが可能です。
④お口の清潔を保つ
歯がない部分でも、毎日の口腔ケアは欠かせません。やわらかい歯ブラシで傷口を刺激しないように清掃し、食べかすが残らないように注意します。うがい薬の使用も清潔維持に有効です。
歯がない期間をどのように過ごすかは、その後の入れ歯生活にも影響します。無理をせず、食事・清掃・見た目のケアを意識して過ごすことが大切です。
3. 抜歯後に新しい入れ歯を入れてからの過ごし方
新しい入れ歯を装着した直後は、口の中が慣れておらず、噛みにくさや話しづらさを感じることがあります。入れ歯を長く使い続けるためには、装着後の過ごし方が重要です。
①装着初期は短時間から慣らす
入れ歯を入れたばかりの時期は、無理に長時間使うと痛みや違和感が強くなることがあります。最初の数日は短時間の装着から始め、少しずつ時間を延ばしていくと、口の筋肉が順応しやすくなります。
➁やわらかい食事から始める
最初はおかゆや煮物など、やわらかくて噛みやすい食事を中心に摂りましょう。慣れてきたら、左右の歯をバランスよく使って噛むことを意識します。硬い食べ物や粘着性のある食品は、入れ歯が動く原因になるため、少しずつ慣らしていくことが大切です。
➂痛みやズレは我慢しない
装着中に歯ぐきが当たる、入れ歯が浮くなどの症状が出た場合は、調整が必要です。自分で削ったりせず、早めに歯科医師に相談して調整してもらいましょう。
④清掃と保管を毎日の習慣にする
食後は入れ歯を外して流水で洗い、就寝前には専用ブラシで清掃します。入れ歯洗浄剤を使うと、細かな汚れやニオイの付着を防ぐことが可能です。
入れ歯は、装着後の使い方と手入れを積み重ねることで、自分の口になじんでいきます。焦らず少しずつ慣れていくことが大切です。
4. 那珂市の歯医者 吉川歯科医院の入れ歯治療
茨城県那珂市の歯医者 吉川歯科医院では、歯を失った方に対し、入れ歯・インプラント・ブリッジなど複数の治療法から、患者さま一人ひとりに合った最適な方法をご提案しています。
歯の欠損を放置してしまうと、噛み合わせのズレや、残った歯への負担が大きくなり、将来的にさらなるむし歯や歯周病、顎関節への影響を招くことがあります。そのため、早めの対応と適切な治療選択がとても重要です。
<吉川歯科医院の入れ歯治療の特徴>
①自然な見た目と快適な装着感を重視
従来の入れ歯にありがちな「違和感」や「目立つ金具」のお悩みを軽減するため、ミラクルデンチャーやMTコネクター、軽くてフィット感に優れたノンクラスプデンチャーといった特殊義歯にも対応しています。
②関東でも珍しいMTコネクター対応医院
MTコネクターは、金属バネを使わず歯肉にしっかりとフィットする構造で、審美性・安定性・快適性を重視した新しい義歯です。見た目が気になる方や、外科的手術を避けたい方にもおすすめです。
③他院で作った入れ歯の再調整にも対応
「入れ歯が合わない」「すぐ外れる」などのお悩みにも丁寧に対応。必要に応じて新たな入れ歯の製作も行い、長く快適に使える義歯治療をサポートします。
那珂市・常陸太田・東海村エリアで現在お使いの入れ歯に違和感がある方、インプラント以外の治療法を検討したい方も、お気軽にご相談ください。
5. まとめ
抜歯後の入れ歯作製は、歯ぐきや骨の回復を待ってから行うことが基本です。一般的には2〜3か月を目安に型取りを行いますが、見た目や会話を考慮して即時義歯を使う場合もあります。入れ歯を装着した後は、やわらかい食事から始め、装着時間を徐々に延ばしながら口を慣らしていくことが大切です。入れ歯でお困りの方は、那珂市の歯医者「吉川歯科医院」までお問い合わせください。
監修:吉川歯科医院 院長 吉川 一郎
〈経歴〉
- 昭和大学歯学部(現:昭和医科大学歯学部)卒業
〈所属学会〉
- 日本一般臨床医矯正研究会
- 日本臨床歯周病学会
- 近未来オステオインプラント学会
- 日本小児矯正研究会